紗江の告白 ⑷

目が覚めた。
天井が白い。
「大丈夫? 加奈」
「紗江? どうして? 」
横たわる私の側にいたのは真那では無く紗江だった。
紗江と別れて、真那と話して……あ、あれ?
私、何をしていたんだろう?
「東さんが体育館に案内された時に加奈が倒れたって。東さん、気を失った加奈をまだ分からないこの保健室に連れて行ったらしいよ」
体育館で?
思い当たらない。
「加奈、明日会ったら謝りなよ。彼女、まだ病院から学校に通っているみたいだよ」
「う、うん。そだね、ありがとう」
「それでは私達も帰りますか。保健室の先生も帰っちゃってカギ預かっているしね」
夕方の光に照らされて光る保健室の鍵を見せた。
「立てる? 」
「ちょっと目眩がするけどね」
「なら……」
紗江は私の腰に手を回した。
「さ、紗江? 」
「これなら倒れない」
ニカッと笑って一緒に歩いた。