契約の交わり ⑵

他人と寝ていることを忘れていた。
三十分、一時間と時が経つ。裸で寝ているとはいえ、二人の身体が密着して布団の中は暖かい。
「う、ううん……」
時折に吹きかかる東さんの吐息が顔や首や胸元にあたる度に感じながらも私は眠り込んでいた。
あの非日常な体験をしたから?
もう一人の私が私から生まれたから?
何方でもいい、とても疲れていた。
東さんは素はとても甘えていた。私の首と胸元の間に顔を埋め足を絡ませて腕はしっかりと私を包んでいる。
「う、うん」
首の筋に東さんの唇が触れる。
「う……ん……」
ねとっと胸元に触れる。
次第にその触り具合が大きくなっていく。
胸元に首筋に。
ぴちゃぴちゃと音を立てていた。
「あ、東さん……? 」
東さんは聞いていない。
夢中に舐めている。
「や、やめて……」
放そうにもしっかり掴まれて離れない。
手が太腿を撫で私の内股に入り込む。
「あ……」
手がうっすらと生えている陰毛に触る。
「あ……東さん……」
「ゴメンなさい。でも西野さんの身体がイケない。柔らかいし綺麗。それにいい香り」
舐めている唇が、舌がどんどん下がり右の乳首の先に触れる。舌の先で舐められ、左の乳房を円を描くように揉まれる。
加えて内股も指ですられる。
まさか巫女の仕業?
「貴女はどっちなの? 巫女? それとも素の……」
言いかけた私の口に指を入れられた。