先生は新人さん ⑴

私は飲みかけのコーヒーを置き、その重そうな荷物の主に近寄る。いかにもパンパンにはち切れそうなバッグを持ち込んできたのだ。

「お久しぶりって言いたいけど、先ずはこの荷物を持って!」顔を真っ赤になりながら精一杯の助けを求めた。「はいはい」「あ、ちょっと楽になった」と。荷物は取り敢えず椅子に置いた。持ち主はその隣で座る。

「はい、どーぞ」私は水を出す。「ありがとう。今一番欲しい飲み物だよ」と水を一気に飲んだ。ふぅーと息を吐き、また吸うては吐くを繰り返してようやく落ち着いた。